現代は、戦後の飢餓(栄養失調)の時代から飽食の時代と言われています。
国民のライフスタイルや価値観が多様化し、食生活やこれらを取り巻く社会環境も大きく変わってきています。我が国では、食育に関して、今までは栄養中心の「食のしつけ」からのアプローチが大半でした。今後はそれに加え、「食の味わい」とか「食の楽しみ」からのアプローチ(味覚教育)が必要であると考えています。
食事を味わって楽しく食べる子どもに育てるためには、小さい頃からいろいろな食品に親しみ、見て、触って、自分で食べようとする意欲を大切に、味覚など五感を使っておいしさの発見を繰り返す経験をさせることが重要です。そして、おいしさを脳に効率的にインプットするためには、おいしく食べる「食べ方」、すなわち五感(視覚、嗅覚、触覚、味覚、聴覚)を意識した「食べ方」を教える味覚(五感)教育が必要です。味覚(五感)教育について詳しく知りたい方は以下の資料を参考にして頂きたいと思います。